2006/10/15

ノエイン~もうひとりの君へ 第24話

今回で最終回となったノエイン。
ハルカの力を使い、全ての時空をシャングリラに収束させようとしたノエイン
篠原に腹部を撃たれ、瀕死の重傷を負ってしまった郡山
マジックサークルプロジェクトの実験に巻き込まれた函館
シャングリラからの侵攻に怯えるラクリマ
ユウとハルカ
そして謎の老人の正体
それぞれの話を、予定調和とは言え上手くまとめて終わらせた。

意外だったのは謎の老人がウロボロスそのもの(それともウロボロスの意思?)だった事だ。
ハルカの前に現れては度々助言をしたのも、時空は無限に存在するべきでだ、との考えがあったからだろうか?
まあ考えはともかくとして、正体が分かっただけでも良かった。

少し残念だなぁと思ったのは、アトリやトビの退場があっさりしていた事だ。
仕方が無いと言えば仕方が無いが、それまでの活躍や登場回数からして、もう少し名残惜しむような退場のさせ方にして欲しかった。
あと、ノエインも救いも無く消えてしまったのは少し哀れに思えた。
まあ、あれだけの事をしでかしたのだから、消えるのも当然と言えば当然だが。
もう一つ。
一番残念なのは、篠原に対するお仕置きが郡山パンチ一発だけだった事だ。
ああいう極悪人はシャングリラに飛ばされ、クイナのようにボロボロになって消え去るくらいでないと釣り合いが取れないと思う。

この最終回で一番良かったのは、ラクリマのミホが見られた事だ。
このままラクリマのミホが見られないままで終わったら泣くぞ?と思っていただけに、なんとも嬉しい限りだ。


全体通しての感想だが、
とにかく難しい用語が多く、置いてけぼりを食らいそうになる事がしばしばあった。
(分からない所は自分なりに「こういうものか?」でスルーさせていたが)
だけど、謎を上手く提示して引っ張り、キャラクターに魅力を持たせてくれた為、最終回まで楽しんでみる事が出来た。
特に、僕にとっては向井ミホとアトリの存在は大きかった。

僕にとって赤根監督作品は「ヒートガイJ」以来だが、ヒートガイJも同じようにキャラクターに魅力があった。
そして両作品を比べるのはいけないのだろうが、話の分かりやすさという点から、ヒートガイJの方が面白かったと思う。
久々に見直してみたいと思う。


2006/10/15
久しぶりにヒートガイ・Jを全話見直した。
上記では、ノエインと比べてヒートガイ・Jの方が面白いと書いたが、撤回したい。
ヒートガイ・Jは未来の東京を舞台にしているが、それが分かったのは相当あとの話になってからだった。
また、人物描写が浅い割にはどういう訳か主人公を慕う人が集まっている。
主人公には兄が居て、兄弟の確執があるのだが、今一つピンと来なかった。
極めつけは、最後のエピソードで、主人公の兄がクーデターを起こすのだがその動機が描かれていないのでさっぱり分からなかった。
とはいえ、キャラクターは滅茶苦茶濃かった。
漢の美学を語るアンドロイドのジェイ、文字通りキチガイのクレア、友人殺しの業を背負った流民のボマ、熱血下っ端刑事のエジムンド、声だけでその存在感を誇示したショップ・エチゴ(ちなみに声は若本則夫氏)等々。(あれ?野郎ばっか挙げてる)
見た当時はキャラクターで見続けていて、更にそのキャラクターが好きだった事もあって良作だと思っていたようだ。
ノエインの方が世界描写や人物描写が丁寧になされている上に、ストーリーも良く出来ていた。
時には昔のアニメを見直して再評価してみるのも良いものだと思った。
当時見えなかったものが見えてくる事もあるものだと実感した。





見所


最終回の向井ミホ








残念ながら、笑顔のミホは見られなかった。
ちょっと残念。


ラクリマ世界の向井ミホ



最初で最後のラクリマ世界の向井ミホ。
失明したのだろうか?


最終回の向井リリ




いつもの元気な姿はどこへやら・・・
やはり不安だったのだろう。

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

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