2006/06/03

ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第10話

今回も酷い話だった。
メルバは一体、何を悩んでいたのだろう?フランとの友情にヒビが入った事だろうか?
それとも、思うように人助けが出来ない事が辛いのだろうか?
どうもメルバ自身の言葉では後者のようらしいのだが、最後まで観ると前者のように思える。
一体、どっちがメインの主題なのだろうか?
もし、前者がメインの主題だったら、メルバがリオーネに冷たくする理由が不明な上に、メルバとフランの関係が全く描いていない。
もし、後者がメインの主題だったら、メルバ目線にして思うように人助けが出来なくて苦しむ姿を描かないといけない。

一番問題だと思った事は、リオーネがメルバの為に何もしていない事だ。
リオーネがしたのは、ファインとレインにメルバを説明した事と、食堂でメルバとワンダードラゴンを庇った事だけだ。
リオーネがしなければならなかった事は、メルバに話しかけたり、一緒に登校したり、一緒に食事をしたりとメルバを励まし元気付ける事ではないだろうか?
どうしてリオーネは率先してメルバの為に動かなかったのだろうか?
リオーネのメルバに対する想いは軽いものだったのだろうか?
リオーネの性格からして、メルバの為に一生懸命になるものだとばかり思っていたのに。

他にもおかしいと思った事がある。
ファインとレインがリオーネからメルバの話を聞いた後、シフォンにメルバの事を聞きに行った事だ。
ファインとレインなら、真っ先にメルバに事情を聞くはずだ。
「メルバはどうしてリオーネを無視するの?リオーネとは友達じゃないの?リオーネから聞いたよ?前は優しい人だったんでしょ?何かあったの?」
根掘り葉掘りしつこいくらいに聞くはずなのに、どうしてシフォンに聞きに行ったのだろう?
これは恐らく、第三者から見たメルバの印象を視聴者に教える為なのだろう。
あと、メルバがワンダードラゴンをこっそり匿っていた理由が分からなかった。
どうして学校の先生に事情を話さなかったのだろうか?
話さない理由が思いつかないのだが・・・
ワンダードラゴンにまつわる事でもう一つ。
ワンダードラゴンの体調が思わしくないと分かった時、どうしてファインとレインは奇跡の力を使って回復させてあげなかったのだろう?
いつものファインとレインなら真っ先に、何の躊躇いも無くそうしているはずなのに。一体、どういう風の吹き回しだろう?
他にも、ワンダードラゴンに温めたミルクが必要なら、ワンダードラゴンをメルバに任せて、ファインとレインとリオーネが温めたミルクを作って持って来れば良かったのではないだろうか?
寮に入れるなら入れるなりの理由を話して欲しかった。
例えば、ワンダードラゴンは雨に弱いので、このままだとワンダードラゴンが更に弱ってしまうので、寮に連れて行く必要がある、とか。

些細な事で気になった事を一つ。
メルバがリオーネにメルバを助けた時のエピソードを語った時、目線がメルバからフランに移っていた。
絵コンテを切った人のミスだとは思うが、メルバの回想で目線がフランに移るのはおかしいと思う。


今回はとにかく、リオーネがメルバの為に必死になって動いて欲しかった。




追記:2006/06/04
ふと思った事があったので追記する。
メルバがフランを助けた時にフランのチームが減点されたが、それはおかしいと思った。
というのも、今までの減点のパターン(ふたご姫の場合が主だったが)は、「何かをしたら減点」で、「何かをされたら減点」は無かった。
もしかしたら、ふたご姫達が入学した時に校則が変更になったのかもしれないが、流石に「何かをされたら減点」は理解できない。
今回のメルバのケースなら、フランを助けた事でメルバチームが減点を食らってしまう方がまだ自然だと思う。
これならば、メルバのチームメイトに「あなたのせいで減点食らったじゃないの!」と罵られ、チーム解消されたり、チーム解消とならないまでもチームメイトを気遣って自重するだろう。
こちらの方がまだ自然だと思うのだが・・・

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

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