ふしぎ星の☆ふたご姫 第48話

ブウモには失望した。
前回、ブライトの意思でなかったとはいえ、キャンディちゃんの両親が石にされた時、両親の命を盾にキャンディちゃんを使ったブウモは極悪だった。
また、35話では自分を復活させたローマンを闇に葬った。
そんなブウモが、今回パールちゃんの純真さに当てられてあっさり転向してしまった。
こんなふざけた展開があっていいものだろうか？
ブウモは基本は悪で、ギャグもこなすキャラで居て欲しかった。
そして最終回で、ようやく改心する、そういう流れであって欲しかった。

一方のブライトだが、ブライトの悪辣っぷりは良かった。
面従腹背のオメンドを容赦なく窓から放り投げ、海の国にあると思われる、おひさまの国のグレイスストーンがなかなか見つからない事に苛立ち、闇の騎士を繰って海を荒らすその姿は正に悪。
仕舞いには、裏切ったブウモと、完全に揃わないと使い物にならないグレイスストーンを捨て、一人でふしぎ星を統べる決意をした姿は格好良かった。
本来であれば、ブライトはもっと早い段階でこういう態度に出るべきだった。
遅きに失した感はあるが、ようやくこれでブライトが真の悪に目覚めてくれた。
大変良い傾向だ。

ブライトは最終回まで揺らぐ事無く、悪の道を突っ切って欲しいものだ。