2005/12/11

ふしぎ星の☆ふたご姫 第37話

全く、今回も酷い話だ。(前回と比べれば、ほんのちょっとマシだが)
ナギーニョがプリンセスグレイスに使える者だったという設定は、はっきりいってどうでもいい。(正直、全く驚かなかったからだ。)
ナギーニョ曰く、黒ブライトの力に対抗する為には、フォーチュンより上のレベルに引き上げる必要が早々にあった。
その為に、プリンセスグレイスは力の殆どを使ってしまい、今は眠りについている。
ファインとレインのエターナルソーラープリンセスの力はまだ不完全で、完全なエターナルソーラープリンセスになる為、またプリンセスグレイスを目覚めさせるには、7つの国に代々伝わるグレイスストーンを集める必要がある。
・・・これはドラゴンボールだろうか?

前回も書いたが、黒ブライトに対抗する為に、レベルアップはどうしても必要だろう。
だが、その結果がプリンセスグレイスが眠りにつき、その眠りを覚ます為のグレイスストーンの回収漫遊紀。
僕はどうしても、この流れが不自然に感じてしまうのだ。
僕だったら、フォーチュンプリンセスになり、黒ブライトの力に対抗できないと分かった時から、更なるレベルアップの為に、グレイスストーンを集めさせる。(これもあまり良い方法ではないが。)
そもそも、何のために立派なプリンセスになる為の修行をしてきたのだろうか?
大した努力もせずに、プリンセスグレイスの気分次第で昇格。
最大レベルに達したと思ったら、レベルに上限を設けていただけで、本当は次のレベルがあったのですよ~と、なんとも人を馬鹿にしたような話だ。
(なんかこれもドラゴンボールのような感じだ。スーパーサイヤ人で最高かと思ったら、更にそれを上回るすごいレベル?があるのですよーというような。ただ、ドラゴンボールの場合は、苦しい修行の末に得たものなので、問題ないのだが)

さて、ドラゴンボールならぬグレイスストーン集めだが、おひさまの国のグレイスストーンを貰いに、両親におねだりするファインとレインだが、両親は知らないと言う。
そこでアルテッサが他の国に探しに行けば良いという提案をしたが、これはおかしいだろう。
何故、そこでオメンドに話を聞こうとしない?
オメンドだったら知っているかも知れないじゃないか?
前に黒ブライトの呪い(?)を解く方法を探すのに、オメンドを尋ねたではないか?
繰り返しになるが、何故、オメンドにグレイスストーンについて話を聞こうとしないのか?
(もしかしたら、プロミン増幅器の修理で忙しいのかもしれない。そうであれば、そのような描写を入れればそれで済む事だ。)

あと、宝石の国の王と王妃の、アルテッサに対する態度もおかしいと思った。
息子ブライトの話だけを信用して、娘アルテッサの話を信用しないのだ?
例えば、王妃はアルテッサの話を信じようとするが、王がそれを許さない、とか(と言っても、宝石の国の王は王妃の尻に敷かれているから、そういう事はできないが)、
既に黒ブライトの闇の力に捕らわれてしまっているとか、そういう事なら理解できるのだが。

まだある。
アルテッサが幼い頃、ブライトと一緒に隠した宝物だが、「アルテッサ人形と土台」と「ブライト人形」の2つに分けて、別々に埋めたのだ?
アルテッサの性格なら、絶対に一緒にして埋めるはずだ。
これはただ単に、最初にアルテッサの人形を見つけたときに、それが何を意味するかがまだ分からないようにする為だけだろう。
それ以外に、別々にして埋める理由が無い。
あと、もう一つの宝物を探すときに初めてフォーチュレット占いを使ったが、最初に使えば良かったのではないだろうか?(ファインとレインなら、機に刻まれた宝石の国の紋章が見つからなかった時点でそうするはずだ)
まあ、最初に使ってしまうと、ブライト人形に付いているグレイスストーンが奪われてしまうから、敢えてそうしなかったのだろう。
作り手の意図としては分からないでもないが、キャラクターの行動の不自然さを無くす様な話にしてもらいたいものだ。

パズドラクロス 第87話「光の潰える時」

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